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若手の先輩後輩に インタビュー!!
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若手の先輩後輩に インタビュー!!

メンバー紹介
ラゾーナ川崎店
平田
ぐるめ亭 西谷店
堀江
ぐるめ亭 鶴見岸谷店
上原
桜木町店
末吉

現場の最前線で何を感じ、どう変わったか。入社から約半年、新卒社員たちの等身大の「成長論」

入社から半年。新入社員にとってこの時期は、一種の「踊り場」と言えるかもしれない。 初期の緊張感は薄れ、現場の空気に馴染む一方で、自身の課題やプロとしての責任の重さに直面し始める頃だ。「マエザワフーズ」の未来を担う若手たちは今、現場で何を思い、どのような葛藤を抱えながら寿司を握っているのか。 今回は入社6ヶ月目の同期4名を招集。彼らの言葉から見えてきたのは、単なる業務スキルの習得だけではない、人間としてのたくましい成長と、当社独自の温かくも熱い組織風土だった。飾らない本音のクロストークをお届けする。

参加者プロフィール

● 平田 寛太:ラゾーナ川崎店 所属。アルバイト歴4年を経て入社。冷静な視点と分析力を持つ。
● 堀江 大翔:ぐるめ亭 西谷店 所属。アルバイト歴あり。情に厚く、職場の人間関係を大切にする熱血漢。
● 上原 拓:ぐるめ亭 鶴見岸谷店 所属。高校時代の見学が入社のきっかけ。現場での叩き上げで精神力を磨く。
● 末吉 海智:桜木町店 所属。沖縄県出身。好奇心旺盛で、接客を通じたコミュニケーションに磨きをかける。

司会
それじゃあ早速だけど、まずは自己紹介と入社からの経緯を聞かせてもらえるかな。リラックスして話してね。
平田
はい。平田寛太です。入社は今年の4月なので、今でちょうど7ヶ月ちょっとです。現在はラゾーナ川崎店に勤務しています。よろしくお願いします。
堀江
ぐるめ亭 西谷店所属の堀江大翔と申します。社歴は平田君と同じく7ヶ月ちょっとです。よろしくお願いします。
末吉
桜木町店出身、沖縄から来ました末吉海智です。入社歴は同じく7ヶ月です。お願いします。
上原
ぐるめ亭 鶴見岸谷店の上原拓です。同じく7ヶ月目になります。よろしくお願いします。
司会
みんな初々しいね(笑)。じゃあ単刀直入に聞くけど、数ある会社の中で「マエザワフーズ」を選んだ一番の理由は何だった?
堀江
私から行かせていただきます。自分がここで働きたいと思った最大の理由は、アルバイト時代に感じた「人の温かさ」です。当時からぐるめ亭で働いていたんですが、社員もパートも関係なく、人間関係が本当に良くて。「こんなに働きやすい職場は他にないだろうな」と直感して、入社を決めました。
司会
いいね、素直な気持ちが伝わってくるよ。
平田
(笑)。自分も堀江と同じく、霧が丘店で4年間アルバイトをしていました。その中で驚いたのが、アルバイトなのにカラオケ大会やバーベキュー大会など、会社側がいろんなイベントを企画してくれたことなんです。「バイトをここまで大切にしてくれるのか」と会社を好きになり、その熱量のまま入社しました
上原
自分は高校生の時にお店の見学があったんですけど、その時の活気ある雰囲気がめちゃくちゃ良いなと思って。みんな元気で。あと、高校の実習でマグロを丸々1匹、でっかいやつを扱っていたんですけど……。
司会
へぇ、学校でマグロを扱うんだ。それはすごいね。
上原
いえ、その時はまだ捌けなかったんですけど(笑)。でも、いつかできるようになるじゃないですか。「自分が捌いた魚を、自分でお客様に握れる」という一貫した仕事ができると聞いて、そこに惹かれて入社しました。
末吉
自分は沖縄出身なんですが、元々県外に出てみたいという気持ちが強くて。お店の雰囲気が明るかったのもありますし、沖縄なのでやっぱり海と関わることが多くて、魚のことをもっと深く知りたいなと思ってここを選びました。

司会
じゃあ、実際に入社して配属が決まった時、先輩や上司への第一印象はどうだった?ギャップとかあった?
末吉
自分が最初に顔を合わせたのが追分店の店長だったんですが、すごく優しく教えてくれる人だなと思いました。最初だからこそ丁寧に、分かりやすく導いてくれる感じで。
上原
自分は岸谷店の店長ですね。最初は身長が高くてガタイも良くて、「めっちゃ怖いな……クールぶってるな」ってビビってたんですけど(笑)。一緒に働いてみたら意外とボケてきたりして、すごく面白い人で。そのギャップで一気に話しやすくなりました。
平田
自分は入社後ではないんですが、霧が丘店でバイトしていた頃にヘルプでラゾーナ店に行った時のことが印象に残っています。一番驚いたのは、本当にみんなワイワイガヤガヤしていて。その活気が霧が丘店だけじゃなく、会社全体のものなんだと気づいた瞬間でした。このアットホーム感は、会社全体で作られている社風なんだなと。あと、たまたまその日が「ラゾーナ会」の日で……。
司会
ラゾーナ会?何それ?
平田
はい。ラゾーナに入っている全テナントのスタッフが招待されて、フードコートで食べ飲み放題っていうすごいイベントの日だったんです。営業終了後にみんなで集まって。
司会
え、フードコート貸し切り?それは楽しそうだね。何が食べられるの?
平田
各店舗が協賛で作るんです。うちは寿司の「築地握り」9貫セットを50人前とか。ケンタッキーならチキン50人前、中華ならチャーハン50人前みたいな感じで。
司会
それは壮観だな(笑)。
平田
寿司は瞬殺だったんで……一番美味しいうどんだけ食べました(笑)。
司会
じゃあ続いて、配属後の第一印象について聞かせてくれる?
堀江
西谷店の店長ですね。最初は強面というか、昭和の職人肌な怖い系の方だと思って身構えていたんです。でも働き始めたら、ものすごく「愛」のある人だと分かりました。アルバイトやパートさん、店のことをここまで親身に思っている店長は他にいないんじゃないかと考えさせられるくらいで。店長がグループLINEで「お辞儀を大事にしてください」とか、細かい姿勢の部分まで発信してくれるおかげで、大人数のスタッフがいるのに派閥もなく、みんな仲が良いんです。まとまりのある、温かい店だと感じました。

司会
入社から7ヶ月経って、自分が「成長したな」と感じる部分と、そのきっかけになった出来事を教えてほしいな。
堀江
自分は「握り」の質です。スピードは慣れれば誰でも上がると思うんですが、バイト時代と比べて、握りの形が自分でも驚くほど綺麗になりました。
司会
おお、きっかけは何だったの?
堀江
西谷店の副店長の握りを見たことです。すごくカッコよくて。よく見たら、脇をグッと締めてるんですよ。こう、可愛く脇を締めて(笑)。それを見様見真似でやってみたら、フォームが安定して速くもなったし、綺麗にもなった。「これだ!」と思いましたね。
平田
僕はバイト時代、どちらかというと「自分主体」で動いてしまうことが多かったんです。でも社員になってラゾーナ店に行ってから、店長に徹底的に叩き直されました。「もっと周りをみましょう」「周りに合わせて動いてね」と。「Hさん自身が仕事ができるのは分かってるから、次は周りを活かすプレーを引き上げたほうが、結果的に自分のためにもなる」と言われ続けて。一言どころか、12言くらいグサグサ刺さりましたけど(笑)。最近はようやく「よくなってきたね!」と言われるレベルまで改善してきました。周りを輝かせる方向にシフトできたのが成長ですね。
上原
自分は「接客」と「明るさ」です。3月頃は声も小さくて、接客も良くないと指摘されていたんですが、入社後の「外部セミナー」を経て劇的に変わりました。もう、今の自分の95%はあそこで作られたと言っても過言じゃないです。あの研修を乗り越えて帰ってきたら、店長に「めっちゃ変わったな!」と驚かれました。あの経験がなければ、今の自分はないですね。
末吉
自分も「接客」です。入社当時は、お客様に対してついタメ口や友達言葉が出てしまっていて。チーフや店長に何度も注意されたんですが、なかなか直らなくて。でも、ある時ふと「自分、子供だな」と自覚したんです。そこから意識して言葉遣いを矯正したら、お客様からも「いいね」「変わったね」と言われることが増えて。常連さんに認めてもらえた時、成長できたなと実感しました。

司会
一緒に働いていて、「この人すごいな」と思う人や瞬間ってある?
末吉
自分の店ですが、店長の接客スキルと視野の広さは別格です。例えば、鮮魚を売り切りたい時にお客様へかける言葉のタイミングとか、「今日これ入ってますよ」というおすすめの自然さとか。お客さんの顔を見ながら寿司を握れるので、会話と作業が同時に成立しているんです。あの領域は本当にすごいと思います。
司会
それは高度だね。タッチパネル導入店だと、どうしても画面ばかり見がちになるもんな。
上原
僕は、最近チーフになった先輩の菅沼さんです。店長がやるべき業務を全部把握していて、ドリンクサーバーの扱い方からおしぼりの管理まで、LINEで丁寧に共有してくれるんです。あと、ある時バイトの子がお客様の前で嫌な顔をしてしまったことがあって。それを見た瞬間、「ちょっと来て」と終礼を開いて。「あのお客さんは楽しみに来てくれていたのに、その態度はなんだ」と、全員の前で厳しく、でも愛を持って指導したんです。
司会
なるほど、しっかりした指導力だね。
上原
厳しい指導でしたけど、おかげで全員の意識が変わりました。店長が2人いるみたいに頼もしい存在です。
平田
僕はパートの徳丸さんです。あの方、たぶん「分身」してるんですよ。
司会
分身?(笑)
平田
いえ、本当に(笑)。どこに行ってもいるんです。トラブルが起きそうだなと思ったら、もう解決している。「やばい、やらなきゃ」と思った時には終わっている。「縁の下の力持ち」でありながら、主役としても動ける。店長や社員を立てつつ、シフトまで組める。最強のパートナーです。
堀江
僕はやっぱり徳丸店長ですね。あの人の「千里眼」は異常です。レーンにいるのに、裏の状況も全部把握してる。「ホールさん、あそこの電気ついてないぞ」って、俺らが気づかないような細かい電球切れまで指摘してくる。目がどこについてるんだってくらい(笑)。あと、ちゃんと「叱れる」ことへのリスペクトがあります。僕はまだ叱り方が分からないし、遠慮してしまう。でも店長は、相手のためを思って本気で叱れる。だからこそ、アルバイトたちともあれだけ深い信頼関係が築けているんだなと思います。

司会
最後に聞きたいんだけど、同世代と話していて、共通点や「ここは違うな」と感じることってある?
堀江
うーん、末吉君は最近すごく打ち解けてきましたね(笑)。最初は「堀江さん」だったのに、最近「ホリちゃん」になってきたり……まあ、距離が縮まってきて嬉しいんですけど。
司会
仲良いじゃん(笑)。価値観の部分ではどう?
堀江
基本的にノリが合うというか、みんな面白いことが好きですよね。
上原
やっぱり一緒にいった社外研修で絆が深まったのは大きいです。あの極限状態で、自分がミスしまくって連帯責任になった時も、みんなが見捨てずに支えてくれた。「こいつダメだ」って諦められてもおかしくない状況だったのに、逆に「頑張りを認められた」感覚があって。
司会
今年の新入社員4人は、全員が「店にいなきゃ困る」存在になってるよね。例年だと1年目はまだ戦力半分、みたいな空気もあるけど、君たちはすでに不可欠な戦力として急成長してる。俺たちの世代とは全然違う頼もしさがあるよ。昔はもっとバチバチだったからね。「あいつには負けねえ」みたいな雰囲気もあったりして(笑)。
平田
逆に僕らは、ライバル意識みたいなのはあんまりないかもしれないですね。
司会
え、ないの?
平田
はい。仕事の話も雑談レベルしかしませんし。たぶん、比べるものがないんだと思います。店によって状況も違うし、ポジションも違う。堀江みたいにレーンに付きっきりのプロもいれば、僕やタク(上原)みたいにホールも裏もやるタイプもいる。カイチ(末吉)みたいに外国人のお客様対応に特化している人もいる。役割がそれぞれ違うので、「あいつより上がいい」とかじゃなくて、お互いをリスペクトしている感じです。
司会
なるほど。「役割分担」ができているからこそ、無駄な競争が必要ないわけか。それはすごく現代的で、良いチームワークの形だね。
平田
お互いがお互いの場所で輝けばいい、みたいな感覚ですね。
司会
素晴らしい。足の引っ張り合いではなく、高め合い。今日はみんなの頼もしい本音が聞けて安心しました。これからもその調子で、現場を盛り上げていってください。ありがとうございました!

座談会を終えて

入社7ヶ月。彼らの言葉の端々から感じられたのは、想像以上の「プロ意識」の芽生えだった。
かつての若手社員に見られたような、無駄な虚勢や過度な競争心はそこにはない。あるのは、自身の弱さを素直に認め、他者の強みをリスペクトし、チーム全体で店を盛り上げようとする冷静かつ情熱的な姿勢だ。
「叱れる上司への敬意」「パートタイマーへの感謝」「同期との健全な連帯」。これらを自然体で語れる彼らこそが、マエザワフーズの次代を担う「新しい強さ」の象徴なのかもしれない。彼らが握る寿司には、技術以上の「想い」が込められているはずだ。
(取材・文:マエザワフーズ)
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